絵画二人展　野瀬昌樹・ミチヨ

杜の神話

＠伊勢丹浦和店７階＝プチギャラリー

野瀬昌樹　おおかみ山　銅版画
野瀬昌樹　おおかみ山　銅版画
ミチヨ「アポロンの日時計」スクラッチ190x190mm
ミチヨ「アポロンの日時計」スクラッチ190x190mm

9月13日（水）～ 19日（火）

＜最終日は17時まで＞

 

人智を超えた自然に対する畏怖の念は、多様なものに形を変えて現代に生き続けています。

野瀬昌樹氏は、秩父地方等の山岳地帯に古くから伝わる狼信仰を中心に、民俗的な世界を描いています。そして日本の神話や伝承をもとに「心の原風景」を描いているミチヨ氏。二人の競演が織りなす杜の神話をぜひお楽しみください。

 

野瀬 昌樹　Masaki Nose

「神域」パネル・アクリル　F6
「神域」パネル・アクリル　F6
「門番」銅版画（エッチング・ドライポイント）310x450mm
「門番」銅版画（エッチング・ドライポイント）310x450mm

私は人と自然の関わりをテーマに、エッチング技法を主とした銅版画やドローイング、絵画を制作しています。古く、里山の獣害除けから憑き物落としまで信仰を集めてきた狼。原始の精霊信仰をイメージした作品。それぞれの民俗的な世界をご覧ください。

 

1985年   埼玉県生まれ

2012年　東北芸術工科大学大学院洋画領域版画修了

 

2008年  第4回山本鼎版画大賞展優秀賞受賞（長野）

2010年  IWAKI ARTトリエンナーレ2010「やる気」（福島）

　　　　あおもり国際版画トリエンナーレ2010（青森） 　　

2014年  日韓国際版画交流展（韓国・日本）※’15，’16年も出品

2015年  Contemporary Japanese Printmakers（Davidson galleries／米国）※17年も出品

　　　　 中之条ビエンナーレ2015（群馬）

2016年   Dayton／Kyoto Print Exchange STORM（SPRINGFIELD MUSEUM OF ART／米国）

その他多数開催　

作品収蔵　町田市立国際版画美術館

ミチヨ　Michiyo

「調兎（つきうさぎ）」スクラッチ・箔　190x140mm　
「調兎（つきうさぎ）」スクラッチ・箔　190x140mm　
「厳島三女神〜市杵島〜」 スクラッチ、箔　 180×140mm
「厳島三女神〜市杵島〜」 スクラッチ、箔　 180×140mm

「四神〜玄武（吽）〜」 スクラッチ　 242×333mm
「四神〜玄武（吽）〜」 スクラッチ　 242×333mm

板や絵の具の層を引っ掻いて削る、スクラッチという技法を用いて神話や伝承の世界を描いています。社会や環境が変わろうとも、私たちの心の奥には揺るぎない平穏な場所が残されているのではないでしょうか。そうした心のあり方を、神話や伝承の世界に求めて作品を制作しています。

スクラッチで織りなす緻密な紋様と心の物語をぜひお手に取ってお楽しみください。

 

1984年　大阪府生まれ

2007年　津田塾大学 学芸学部国際関係学科 卒業

2014年   「only theme,own theme ～15人の雅人たち～」展(新宿）

             イレブンガールズアートコレクション 阪神梅田本店(大阪)・ 東武宇都宮店(栃木)

2015年    イレブンガールズアートコレクション 池袋東武(東京)・  福屋八丁堀本店(広島)

2016年　EGCオールスターズ展 池袋東武(東京)

　　　　 EGC×薫風展Vol.2 松屋銀座（東京）

　　　　うらわアートフェスタ 伊勢丹浦和（埼玉）

　　　　 EGCセレクト展 伊勢丹浦和（埼玉）

　　　　 イレブンバーズ展　松屋銀座（東京）

2017年　EGC×薫風展　東急たまプラーザ(神奈川)

 　　　　イレブンガールズアートコレクション 福屋八丁堀本店(広島) 

　　　　 若手作家三人展〜爽涼の彩〜　阪神梅田本店（大阪）