五月女 佳織 日本画展

~くれないの箱庭~

2016年9月7日(水)-9月13日(火)

10:30-19:30(最終日17:00まで)

伊勢丹浦和店7F=プチギャラリー

「くれないの箱庭」 455×455ミリ 岩絵具、金泥、金箔、和紙 
「くれないの箱庭」 455×455ミリ 岩絵具、金泥、金箔、和紙 

 

自然界のあらゆるものには魂が宿っているという考えが好きです。

植物や昆虫にも個々の感情があり個性があるような気がします。

それらの様々な表情を日本画の画材を駆使して表現したいと思っています。

(五月女 佳織)

 

「サファイアの庭」 直径410ミリ 岩絵具 プラチナ箔 和紙
「サファイアの庭」 直径410ミリ 岩絵具 プラチナ箔 和紙
「オハナミ」 直径273ミリ 岩絵具 金箔 金泥 和紙
「オハナミ」 直径273ミリ 岩絵具 金箔 金泥 和紙

【寺本和純・毛利元郎 絵画二人展】

@伊勢丹浦和店


「薄紅衣」 530×455ミリ 岩絵具、金泥、和紙
「薄紅衣」 530×455ミリ 岩絵具、金泥、和紙

展示風景

 以前、出羽の湯殿山神社にお参りした際に、そのご神体に触れて圧倒的な力の迸りに感動したことがあります。その昔、「語るなかれ聞くなかれ」と言われたご神体は巨岩で、熱い温泉がどくどくと湧き出ており、参拝者は老若男女共に裸足となり、その巨岩にしがみつく様にして周りを回るのです。

 

 古代の日本人は岩や巨木、自然のあらゆるものに精霊と神を感じていました。巡る季節に見せる美しい花々の色、鮮明に染める木々の紅、山の頂を覆う白雪、大地の恵みを感じながら万物と共に生きようとする私たちの在り方は、その後伝来した仏教や西洋思想をも飲み込み、融合し、独自の文化を創り上げてきました。

 

 偶然ですが、五月女佳織は、自然と神と精霊が一体となっている地、山形に居していたことがあります。彼女は自然を愛する情熱の画家です。季節折々の花を観るために山や野に出かけ、美しい草花を己にとらえます。そして彼女は、自身の内なる庭に花を植え、風を光らせ、万物に命を与えます。

 

 美しい煌きを放つ天然の岩絵具や箔を用い、確かな技術で描かれた珠玉の作品たちをぜひご堪能ください。(岡村)

 

「Eden」 455x455ミリ 岩絵具 金箔 金泥 和紙
「Eden」 455x455ミリ 岩絵具 金箔 金泥 和紙
「ルビーの庭」 直径333ミリ 岩絵具、金泥、和紙
「ルビーの庭」 直径333ミリ 岩絵具、金泥、和紙

【Kaori Soutome  五月女 佳織】

五月女 佳織

KAORI SOUTOME website

http://www.soutome.jp/ 

<略歴>

栃木県栃木市生まれ

東北芸術工科大学卒業

東京藝術大学大学院修了

現在さいたま市在中

 

<展覧会>

春の院展 (2007年 2013年 2014年)

有芽の会  西武池袋本店 (2010年 2012年 2014年~2016年)

個展 花綴り ギャラリーファンタジア/栃木県佐野市 (2012年 2015年)

個展 四季の栞  伊勢丹浦和店 (2015年)

 

その他グループ展多数