期間 : 2014年 6月11日(水) ~ 6月17日(火)
時間 : 10:30 - 19:30 (最終日は17:00まで)
場所 : 伊勢丹浦和店 = 7F プチギャラリー
決まっているようで決まっていない、変わらないようで変える事ができる、それが「明日の時間」です。自分自身で決める未来を表わしています。明日の日をどのように過ごすのかで明後日、明々後日が決まります。今回の展示では日常的に流れている時間とは異なる時間を作品から感じてもらう事でいつもの明日の時間に変化をもたらす機会となればと思います。
人の日常に流れている時間ではなく雄大な自然の中に流れている時間軸が、テーマのひとつです。風景や動物、虫を単純な線や色で描く事で対象の目だけでは見えないものを描き出そうとしています。対象を見たままに描かないのは、動植物の生命力や人の認識の曖昧さを表わすためです。画面を丸や四角で区切る事で万物を構成している原子の象徴としての意味を持たせています。物質と記憶、感情の境界線である原子を意味する事で、人の認識の曖昧さと可能性を描き出そうとしています。
別の時間軸を持つことで明日は今日とは別の時間となります。
一枚の絵にとどまる事のない想像力を伝えられれば幸いです。 (楯 とおる)